OMO5東京大塚-朝食その他(OMOレンジャー含む)編
OMO5の締めくくりとして、朝食その他(OMOレンジャー)編を紹介します。
朝食は4F-OMOカフェで注文して自分で運ぶセルフスタイルです。
僕はは「ヴァロヴァン(パイ生地の中に具材を入れて焼き上げるフランス料理)」のシーフードを頂きました。味は普通に美味しかったのですが、何よりもおしゃれです。無難にビュッフェスタイルを採用するホテルが多い中で、メニューを絞って提供するあたり、コンセプトの強さを感じます。それと同時にそこまで手を掛けずに商品をつくれることが想像でき、オペレーションを楽にしながらもお客様に特別感を感じて貰えるといった点で、星野リゾートらしさが出ててうまいなぁと感じました。
その他で紹介するのが「OMOレンジャー」。このホテルブランドの特徴の1つで、OMOレンジャーのそれぞれの色をもつレンジャーが周辺の街を案内してくれます。
僕が参加したのは「OMO RED」ではしご酒専門です。担当してくれたのは20代後半ぐらいの女性で、参加者は1名だけでした。最初は若干気まずいなあと感じたのですが、喋ってみるとコミュ力、プロ意識が高い方で街のこと、ホテルオペレーションのこと、星野リゾートのことを色々と教えて頂きました。
簡単にはしごしたお店を紹介すると、1件目は「Titans Craft Beer Taproom & Bottles Shop」でクラブとビールのお店でした。外国人の従業員とコミュニケーションをとりながらビールを楽しみ、街に触れている感を強く感じました。
2件目は「やきとん富久晴」。カウンター式で目の前で串を焼くスタイルで、かなり賑わっていました。ザ、大塚!ってイメージのお店でできたての焼きとんが大変美味しく、ホッピーが進みました笑
3件目は「Shisui Deux」というショーパブ。ショーを見ながら飲食を楽しむことができ、雰囲気も良く盛り上がっており、大塚にこんな場所があったのか!と思えるようなお店を満喫することができました。
上記の3件を2時間で案内頂き、これで1000円(飲食料は別途)なので、コスパが高すぎます!1泊で大塚の街を満喫することができるので、是非とも宿泊される方は参加してください。
最後に特徴のある物販を紹介します。物販はグッズやガチャガチャなどがラウンジスペースにあるのですが、ランドリースペースに選定された物販を購入することができる自動販売機があります。ここでは質の高い歯磨きや静岡茶などを購入することができ、ここでもやはりこだわりの強さを感じました。
最後に全体を通じての感想なのです。パブリックスペースや客室のデザイン、朝食の内容、OMOレンジャーなどのソフト面を通じて、「旅のテンションを上げる」が踏襲されており、コンセプトの一体感を十分に感じることができました。まさしく、都市型リゾートホテルの名の通り、大塚の街を楽しむことができ、新しい旅のカタチを提案していると感じました。さすが、星野リゾート。圧巻です。
価格設定も1泊7000円~とコスパが高すぎるので、是非とも一度宿泊してみてください!
以上、OMO5東京大塚の紹介でした。
次回は、moxy錦糸町を紹介します。お楽しみに!
OMO5東京大塚-客室編
今回は前回に引き続きOMO5東京大塚の客室を紹介します。
OMOの客室の特徴はなんていっても「YAGURA Room」2段ベットのような構造で1階がリビングスペース、2階が寝室スペースとなっています。
客室面積はなんと19㎡で3人対応。一般的な同クラスのホテルよりはかなりコンパクトなのですが、2段ベット構造で天井高は2,900mmで計画されていることにより、かなり広めに感じます。
デザインはパブリック同様、木の格子のデザインが取り入れられていて、安心感もありつつ、洗練されたおしゃれな空間となっています。
機能面では壁側にテレビやアメニティ置き場、電話などをかなりコンパクトにまとめています。また、廊下に洗面所を出すアウトベーシン型、階段下スペースの活用など、かなり綿密に計画されていて、19㎡で納めるための苦労が随所に感じられます。
ベッドスペースは2階にあるのですが、2階までは梯子ではなく、階段となっていることで、子どもであったり、酔っ払っていても落ちる心配がありません。
2階にはマットレスが2台おいてあり、2人で寝るには十分なスペースです。また、廊下側には十分な高さの壁があるので、高さの恐怖は一切感じなかったです。
お風呂はライフスタイルホテルにありがちなシャワーブースではなく、タイルの色使いに特徴のある浴槽ありのユニットバスが採用されていて、お湯に漬かりたい人にはありがたいです。また、インバウンドではなく、日本人をターゲットにしたホテルであると明言されていて、このあたりに日本人にたいする気遣いが感じられます。
洗面スペースは廊下側にアウトベーシンとして出されており、このタイプは廊下から浴室に直接入る形式になるのですが、多人数で止まった際に着替えるスペースが確保されるよう、ロールスクリーンでの仕切りができるようになっています。
以上が客室の紹介でしたが、実際に泊まってみて、普通のいわゆるホテルのレイアウトではないので、かなりワクワクしてテンションの上がる客室でした。また、機能面でもかなり効率的にレイアウトされていて、チャレンジングなことをしながらもしっかりと機能的なことは押さえるといった点で、レベルが高く、さすが星野リゾート!と感じざるを得なかったです。
次回はOMO5東京大塚最終章、朝食その他イベント編をまとめます。
お楽しみに!
OMO5東京大塚-パブリック編
ホテルマニアのちょっとマニアックなホテルレポート第1弾は東京大塚にある星野リゾートOMO5を紹介します。(マニアックすぎて情報量が多くなるので3回に分けてレポートします)
OMO5は星野リゾートが2018年5月に「旅のテンションを上げる」をコンセプトに東京大塚に開業した都市型りリゾートホテルで、ロフトベット、OMOレンジャーのを採用し、ホテル業界を騒がせたホテルです。
客室数は125室で運営は従業員のマルチタスク(同じ人がシフト制でフロント業務をしたりキッチンに入ったりもする)することが有名です。
建築デザイナーは佐々木達郎建築設計事務所で「星のや軽井沢」、「星のや東京」なども手掛けており、星野リゾートのデザインを多く務めていることから、星野エッセンスが存分に詰め込まれています。
2019年3月に宿泊しましたので、その内容を少しマニアックにレポートします。
第1弾はパブリック編。
大塚駅から見える位置にあり、直ぐに歩いて行ける場所にあります。
外観はこんな感じでシンプルなデザインで、窓が大きめですね。
エントランスもすっきりしたデザインですが、木の格子があることで、尖りすぎない落ち着いたデザインになっています。
エレベーターを上がったところにパブリックスペースがあり、廊下も木のデザインが効いています。また、オリジナルグッズも販売されており、思わず買いたくなるかわいいデザインのものがたくさん販売されています。(僕もガチャガチャ2回しちゃいました笑)
そして、ラウンジに繋がる廊下にはこのホテルの代名詞でもある手作りマップが大きく飾られていて、近所の飲食店など、分かりやすく紹介されています。
右下にいるのはomoレンジャーでアクティビティの集合場所にもなっています。
ラウンジはこんな感じで街を見渡せるスペースになっています。
バルコニーにも出れるようになっていて、街の空気をホテル内に居ながら十分に感じられる作りになっています
フロントはこんな感じで、セルフチェックイン機が2台あります。
現在は他のホテルでも増えてきましたが、開業当時は先駆け的な存在でした。
パブリックスペースの真ん中にフロントがあるのが、斬新な印象です。
飲食スペースはこんな感じではやり木のデザインが効いています。
朝は朝食会場、昼はカフェ、夜はバーで利用され、
メニューは軽飲食なのですが、凝ったメニューになっているので、感度高めの方が多く利用しています。
以上、パブリックスペースをまとめましたが、全体の感想としては上品な空間ながら気張りすぎず、居心地のよい空間であると感じました。
次回は客室編を公開しますのでお楽しみに!